今回の選挙について その2

とうとう参議院選挙が明日になりました。

選挙とか政治について書くのって、いつもなんとなーく勇気がいります。「頭固いこと書くなよ」とか「つまんない話」とか「興味ねーわ」って思われそうだな、って思って。

でも、本当は若い世代が政治について語るのって大事だとも思ってます。

なので、また懲りずに、色々と書いていこうと思います。

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この前も書いたんですが、今回の参議院選挙は「憲法改正」が大きな争点です。

自民党はずっと声高々と憲法改正すべき、自衛隊国防軍に、憲法9条を…と言っていました。なのに、今回の選挙では、それを言いません。なぜでしょう。有権者に興味を持ってほしくないから? 席さえ確保できれば、あとは押し通せるから?

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はい、ここでおさらい。

学校の授業でも習ったように、国会は衆議院参議院で成り立っています。憲法改正などの案を出すと、まずは衆議院で投票が行われます。で、そこで可決されると、次に参議院に通されます。そこでも可決されれば、法案が通るわけです。

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今すでに、衆議院自民党が約60%を占めています。

となると、あとは参議院の席が確保できれば、法案が通りやすくなるわけです。だから、自民党改憲派)としては、どうしてもこの選挙を勝ち取りたい。ということは、声高々と「憲法改正自衛隊国防軍に」なんてことを言ってると批判を受けやすいわけですから、「アベノミクスで経済回復うんちゃら」とごまかすわけです。

マスコミも自民党寄りの放送が多いようで、テレビなんかでは憲法改正のことをあまり報道しないようです。これに関してはうちはテレビ置いてないんで分かりませんw

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さてここで。年代別の、投票率をおさらいしてみましょう。

70歳以上が60%。60代が68%。50代が60%。さすがに投票率が高いですね。ちなみにうちの86歳のおばあちゃんは「体がきついから選挙にはもう行かん」と言っていました。投票しない残りの人たちにはこういうのも含まれるんでしょう。

ここから徐々に投票率が下がります。なんと40代が50%、30代は42%。2人に1人がいかない…って、おいおい! 20代になれば30%になります。

こんだけ低けりゃ、議員さんだって「高齢者にウケのいい事言っとこ」てなりますよね。 私がもしアイドルなら、ギャル男よりは応援してくれそうなオタクっぽい人たちにウケのいいこと言いますもん。(ちょっと違う?w)

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で、その投票率の高い高齢者ほど、テレビを見ます。そのテレビでは、憲法改正のことをあまり報道しません。そうなると、「まあ今回も自民党でいいかな」とかいって投票しちゃう人もすごく多いと思います。特に、一番投票率の高い60歳代は、すでに戦争を知らない世代であり・かつテレビや新聞以外の情報源を持たないので、「まあいっか」でのなあなあ投票になりやすいんじゃないか、と私は思っています。

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だからこそ、今回は若い人たちの投票率が、すっごく大切なんです。 ちなみに、65歳の人口は約200万人。20歳の人口は約120万人。もしも20歳の投票率が2/3に向上しても、65歳の投票率が1/2だと、80万人:100万人で、すでに数で負けちゃうんですね。数字はアバウトなところもあるけれど、要は若い世代の人口がただでさえ少ないんだから、投票率まで低いともうコテンパンだよ、ってわけです。

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ということで、今回も長々と書いてしまったので終わり。

子供の将来住む国を作るのは自分たちの世代です。 将来、子供に「こんな国にしたのはあんたら親だろ」って言われないように。 若い世代が政治について語るのはかっこいい、って風潮になったらいいね。 

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また書きたいと思います。読んでくれたら嬉しいね、ありがっさまりょーた。